ドライフラワー

一昔前までは、お花と言えば生花や造花を使ったものが一般的でしたが、最近ではドライフラワーの需要が非常に高まり、カフェやインテリアショップなどのお店でも、ドライフラワーを使った装飾をよく見かけるようになりました。

 ドライフラワーとは、自然の花や葉、茎・果実等を乾燥させて、装飾等に使うお花のこと。もともとは、枯れても姿が変わらない花や、自然に乾燥した花を意味していたようです。

「花をいつまでも楽しみたい」という願望は昔からあったようですが、ドライフラワーが文化として始まったのは17世紀以降の北部ヨーロッパからと言われています。食料や薬草の貯蔵と同様に、花のない冬の室内装飾のために開花時に集めて乾燥し、貯蔵されたのものであると言われています。

イギリスでは,特にビクトリア朝時代にフラワー・アレンジメントが流行したこともあって、薬草・香料とともに、ドライフラワーになる植物の研究がさかんになり、当時の婦人たちのあいだで流行になりました。

生花と違って一度飾ればある程度の期間飾ることができるので、気軽に日常の中に植物を取り入れられます。

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